太地の出来事

―三軒太地町長らの訪中団―
3水族館と友好園館提携 イルカを譲渡した大連市の館などと(太地町)
2005年10月3日
太地町の三軒一高町長と三原勝利町議会議長ら太地町訪中団11人は9月27日から10月1日まで
中国の北京市と大連市を訪問。中国の3つの水族館とくじらの博物館の友好提携を結んだ。
北京市の「北京海洋館」、同町が今春にイルカを譲渡した大連市の水族館「サンアジア海洋世界」と
同市の老虎灘(ラオフータン)にある海洋動物館の3館から友好提携の申し出があり、
三軒町長らが訪中団を結成して現地へ向かった。太地町からの一行は熱烈歓迎を受け、3館の館長と
友好提携の書類に調印。中国側からは太地町に対してベルサーガ(皇帝魚)の化石など貴重な贈り物があった。
北京海洋館は職員4000人を抱える日本では想像できない大規模な海洋館。中国全土で水族館の建設が
増えていて、訪中団は発展する国の活気を感じたという。中国からはクジラに限らず、マンボウなど
他の魚を求める声もあり、大連市では互いに観光の町としての提携も結べないかという依頼もあった。
三軒町長は諸外国の水族館とくじらの博物館のネットワーク作りを公約に掲げていて、中国3館との
友好提携実現に笑顔を見せた。
「すでに研修生を派遣してもよいか中国側から申し入れがきている。交流のすそ野が広がりそうだ。
日中関係がこういう時期に、クジラを通じた友好関係が結べて大変うれしい」と話していた。
▼サンアジア海洋世界との調印
▼ローフータンきょく地海洋動物館との調印
▼中核都市にある北京海洋館とも調印


学校給食にクジラを、(虎ノ門パストラル)2005年5月26日(日本捕鯨協会掲載より)
和歌山県・太地町の
鯨肉を使ったスクールランチメニュー試食会
5月26日(木),東京都港区の虎ノ門パストラルにて「クジラ肉を使ったスクールランチメニュー試食会」が
行われました。この試食会は,和歌山県教育委員会などが企画。多くの学校教育関係者にクジラ肉を使ったメニューを
紹介しようと開催されたものです。和歌山県では,日本の伝統的な食文化を子どもたちに伝えていく取り組みを進めています。
伝統捕鯨の発祥地のひとつである太地町を中心に,クジラ肉を使った学校給食の試みも行われています。
和歌山県教育委員会・小関洋治 会長を皮切りに関係者のあいさつでスタートした試食会。紹介されたクジラ料理は,
子どもたちに人気のメニューを中心にした8品です。料理自体をおいしく味わってもらうとともに,実際の給食に
活かしてもらうことを視野に入れたレシピも配布。また鯨肉の成分表を展示するなど,栄養面でも強いアピールがなされました。
「おいしくて食べやすい」と,評判も上々だったクジラ料理。日本全国の小中学校で,クジラ給食が復活する日も遠くないかもしれません。
▲会場の“虎ノ門パストラル”には,教育関係,
官公庁関係をはじめとする学校給食に関わるみなさんが続々と訪れました
▲特設された食育コーナーでは,
クジラの知識をスゴロクにした
面白い作品が展示
▲和歌山県教育委員会・小関洋治 会長は,
「学校給食に活かすことで,伝統的な
鯨食文化を発展させていければうれしい」
とあいさつしました
▲「学校給食をはじめに,病院や
自衛隊,一般の方々の食卓まで,
鯨食文化がさらに広がることを
願います」と,語る“クジラの町”
和歌山県・太地町の三軒一高 町長
▲鶴保庸介 参議院議員は「和歌山のみ
ならず,日本の鯨食文化が危機に
瀕している」と指摘。
学校給食でのクジラ料理を
高く評価しました
▲「揚げものも,さっぱりしていて
おいしい」「お肉が柔らかいし,
味付けも良い」と,栄養士の
みなさんたちにも好評でした
▲会場をまわり,参加者の感想を
きく小関 会長。料理についての
質問にも,丁寧に答えていました
▲鯨食文化の資料パネルも展示。
鯨肉の栄養成分表など,みなさん,
熱心に見ていらっしゃいました
▲実際の学校給食のモデルとして展示されていた3つのメニューどれも,とてもおいしそう栄養も満点です!
クジラ肉を使ったスクールランチメニュー
▲“鯨のハンバーグ” ▲“ミートボール シチュー” ▲“鯨メンチカツ”
▲“鯨のカツバーガー” ▲“酢豚風,鯨” ▲“鯨の竜田揚げ”
▲“鯨ミート・ソース スパゲティ” ▲“鯨ごはん”

鯨の供養祭

2005年4月29日 〆ちゃんがデジカメで撮影しました

平成17年4月29日、太地町梶取崎鯨供養碑にて、くじら供養祭が開催されました。
今年は、国内外から多数の参列があり、盛大に執り行ないました。
供養祭終了後、公民館に会場を移して紀州エクスカーションを開催し、親交を深めました。

鯨の恩恵
太地の先人達は古くから捕鯨業を営み更にこれを継承して今日に至っており、
日本捕鯨発祥の地として広くその名も知られるようになりました。
鯨はまた国民生活に大きくかかわってきましたので、このように鯨魂供養の為、
年に一度大きく鯨供養を執り行い鯨魂の永く鎮まるようお祈りします。
太地捕鯨OB会など 鯨供養祭営まれる 鯨供養碑を前に鯨類の御霊の冥福を祈る関係者
紀州エクスカーション(視察型小旅行)で外国人も到着 世界各国の漁業関係者らが次々と降りてきました。
20数カ国の漁業関係者ら50人が参列されました。 各国の通訳がイヤホーンで聞けます
太地町長、町会議員、捕鯨関係者らが供養碑の前列で 鯨の冥福を祈る、三軒一高 太地町長
各国の方々がご焼香して行きます モロッコ、アイスランド、韓国など多数の方が次々と
今年は太地中学校の全校生徒も参列しました 中三の私の息子ですが、カメラを向けると逃げ出した
各国代表の方々が記念写真を撮っています。
この後紀州エクスカーションを開催し、親交を深めました。
今年の供養祭も終了しました。
私たち「鯨の民」は、いつも鯨に感謝しております。

「鯨の民の鯨による町造り計画 2005年3月28日
三軒町長、首相とガッチリ握手
太地町の「鯨の民」計画が認定受ける

太地のクジラを世界のブランドに―小泉純一郎首相と三軒一高太地町長が
ガッチリ握手。太地町が申請していた「鯨の民の鯨による町作り計画」が
小泉内閣が進める「構造改革特別区域計画及び地域再生計画」のうち、
地域再生計画の認可を受けた。
3月28日、首相官邸で小泉首相から認定書を受けた三軒町長は
「首相から直接手渡され、緊張した。
太地町のクジラのブランドを立ち上げ積極的に地域活性化に取り組みたい」
と意欲を示した。
地域再生計画は国指導の対策ではなく、地方が考えた活性化案を国が認め、
支援措置を実施する。
平成16年6月からスタートし、今回で3回目の認定。
太地町が申請した「鯨の民の鯨による町作り計画」はクジラを地域再生の
中心に位置づけ、小型鯨類を利用した様々な取り組みを通して捕鯨技術・
食文化の継承、雇用機会の創出を図るもの。
平成17年度から21年度までの5年を計画している。
支援措置事業として▽「一地域一観光」を推進する「ひと」「情報」の
充実▽案内標識に関するガイドラインの策定▽エコツーリズムに対する
支援を掲げている。具体的には森浦湾でイルカを放し飼い、
イルカとのふれあい体験や同湾でのシーカヤック事業などを
地元観光の起爆剤とする。
イルカ調教のための飼育技師が必要になるため、
雇用機会も増加―という計画。これまでに培ってきた「くじらの博物館」
での飼育ノウハウも十分活用し、飼育技術の継承にもつなげたい意向だ。

小泉首相から認定書を受け取る
三軒一高 太地町長


〆ちゃんがデジカメで撮影しました

シロナガスクジラの全身骨格、完成式典(太地町立くじらの博物館)2005年1月23日
式典後、小松正之博士の講演と鯨料理の試食会も行われました。(太地公民館)

シロナガスクジラ骨格標本完成祝う
観光スポットの一つに、

(太地町)「鯨文化の継承と発展を」―。
古式捕鯨発祥の地・太地町の町立くじらの博物館
(林克紀館長)は
23日、園内に設置したシロナガスクジラの
全身骨格標本(レプリカ)の完成式を行った。
同骨格標本の展示は、国内では
下関市立しものせき水族館(本物)に次いで2カ所目。
ノルウェーの北部で捕獲された全長26メートル
(骨の長さは23・3メートル)、体重106トンのクジラで、
ノルウェーのトロムソ大学博物館が所蔵していた
骨格を複製した。
自然プールとショープールの間の植え込みに設置された
巨大な全身骨格に来館者もびっくり。
その迫力に圧倒されている。
同館には、セミクジラの標本(全長16メートル)など
12体の標本があるが、それらをはるかに超える
大きさのため、収納スペースがないことから
耐水・耐光性のある材質にして、
野外展示することにし、13日から組み立て作業をしていた。
総制作費は約3134万円。
式典は約50人が出席。同町から複製製作に協力した
ノルウェーのオスロ大学、ラルス・ワロー教授へ感謝状が贈られた。
三軒一高町長、二階俊博衆議院議員、鶴保庸介参議院議員、
ラルス・ワロー教授らがテープカットをして完成を祝った。
同館の昨年度の入館者数は約14万人。
ピーク時の3分の1までに減少した。
林克紀館長は「道のりは険しいが、職員一同原点に立ち戻り、
これを元に活性化を目指していきたい」と話していた。
▲この日のお披露目はあいにくの雨模様のため,
博物館内に会場を移しての完成式典となりました
▲「クジラとの関係に全力を尽くす太地町の意思を
あらわすもの」と,レプリカの意義について語る
太地町・三軒一高 町長
▲太地町立くじらの博物館・林克紀館長か
らは今回のレプリカ展示にいたる経緯が
説明されました
▲今回の展示に尽力されたオスロ大学医学部
(ノルウェー)のラース・ワロー 教授に
感謝状と記念品が贈呈
▲ワロー 教授は「太地町の魅力がまた一つ増えた」
ことに喜びとお祝いを述べました
▲ワロー 教授の通訳を務める遠洋水産研究所
鯨類生態研究室・加藤秀弘 室長。
今回の複製・展示の監修者でもあります
▲祝辞を述べる二階俊博 衆議院議員。
「持続的捕鯨再開に向けてみなさんと力を
あわせていきたい」と力強く発言しました
鶴保庸介 参議院議員も持続的捕鯨にふれ
「広く一般の関心を高める上でもレプリカの
完成は意義深い」と語りました
▲雨は止みませんでしたが,最後に一堂,シロナガスクジラのレプリカ前に集合。
来賓のみなさんや関係者の代表がテープカットを行いました
2005年1月23日
式典後、小松正之博士の講演と鯨料理の試食会も行われました。■(太地公民館)
(太地と日本の捕鯨400年〜過去から未来へ)
を演題に講演の小松正之博士 太地町公民館
(1878(明治11)年の大脊美流れ(太地鯨船漂流事故)を
取り上げて講演中 小松博士
さて、試食会の始まりです!
きれいにベーコン、さえずりが並べられています 鯨のハンバーグです。マジで美味しいですよ。
ミンク鯨のコンビ(紅白)造りです こちらは新鮮な赤身肉の刺身
上記画像の酢豚風甘酢あんかけなどなど、
鯨肉はちょっと工夫で、とても美味しいお料理が楽しめます。
飲食店さんも鯨料理を色々試してみては如何ですか。
二階衆議員議員、鶴保参議院議員も鯨の旨さに舌鼓
お二人の会話のつもり>パクパク・・・
二階先輩うまいでんなぁーほんまに鯨はうまいわ、
わしも子供の頃から大好物やったんやー
一番手前が三軒一高太地町長
鯨の町の町長だけに、やることもデッカイ
手前がノルウェーオスロ大学のラルス・ワロー教授 
>ニッポンクジラダイスキヤケド、ノルウェージンモダイスキデッセ
真中が小松博士>講演で腹減った〜・・やっぱ鯨はウメェー
お二人の会話のつもりの>しかし二階先輩よう食べまんなぁ〜
・・・・君もさっきから迷い箸してんと、もっと食べなはれ。
クッタ、食ったーハラポンポン、チョットイップクスルワ
昔の太地美人と やっぱ竜田揚げは旨いわー
各先生方には大変失礼と思いつつ、仮想コメントを少々記載しております。何卒ご理解頂き、ご容赦願います。堪忍
統括責任者:〆谷和弘